つみたてNISAとは?特徴やメリット・デメリットを解説!

こんにちは、こつこつbです。

今回は、つみたてNISAについて解説していきます!

猫男爵
「投資に興味はあるけど、何から始めればいいかわからない」という人に読んでほしいにゃ!
リッキー
もうすでに投資をやっている人は読まなくていいのですね
猫男爵
違うにゃ!
つみたてNISAを使っていない人や使ってるけどよくわかっていない人にも読んでほしいにゃ!
投資をすでにやっている人にも何か参考になるはずにゃ!
と、いうことで今回の記事は
つみたてNISAの制度やメリットデメリットを知り、不安や疑問を解決することが出来ると嬉しいです!
それではどうぞ!

つみたてNISAとは

「つみたてNISA」とは、

少額からの長期・積立・分散投資を応援するために設けられた非課税制度です。

まとまった資金がなくても始められ、投資で得られた利益を一定の範囲内において非課税で受け取ることができます。

投資上限額は毎年40万円

最長20年間

合計800万円を非課税で投資できます。

 

また、通常投資で得られた「分配金」や「運用益」には20.315%の税金がかかります。

通常は、100万円の利益を出したとしても20万3150円は税金として支払うことになり手元に残りません。

しかし!

つみたてNISAは非課税なので、利益をそのまま受け取ることができるのです。

100万円の利益を出したら丸々100万円が手元に残ります!
ちなみに、
つみたてNISAで投資している資金は、売りたいタイミングで売却することが可能です。
投資期間は最長20年ですが、3ヶ月や半年、1年で売却しても全く問題はありません。
ただし、売却の注文を出してから投資資金を現金化するまで1週間程度の時間がかかります。

この点は注意するようにしてください。

つみたてNISAを利用できる人

「日本に住んでいる18歳以上 (口座開設年の1月1日現在) の人」であれば、だれでも利用できます。

ですので、

18歳以上でつみたてNISAを使っていないとそれだけで少しもったいないかもしれません・・・

なお、

2022年までは20歳以上の人が対象でしたが、2023年4月1日から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられることで、つみたてNISAの口座が開設できる年齢も18歳に引き下げられます(証券口座の開設年齢は1月1日時点が基準です)

※重要
NISAには「つみたてNISA」と普通の「NISA」があります。

両方を利用することは出来ず、どちらか一方を選ぶ必要があります。

 

つみたてNISAのメリット・デメリット

つみたてNISAのメリットを知ることで、よりお得に、効果的に制度を活用できます。

また、「知らなかった!」と後悔することのないように、デメリットもしっかり理解しておきましょう!

 

つみたてNISAのメリット

【まとまったお金がなくても少額から始められる】

つみたてNISAは少額投資向けの商品なので、まとまったお金が用意できない場合でも手軽に始められます。

一般的に、株式投資などでは、一度に数万円~数十万円を準備しなければならないことが多いです。

しかし、つみたてNISAなら金融機関によっては、毎月1,000円ずつといったように少額積み立ても可能です。

もちろん、最初は少額から始めて、慣れてきたら増額することもできます(ただし、非課税枠の範囲内で)。

毎月購入の上限額
40万円÷12回=3万3333円
2ヶ月に1回の上限額
40万円÷6回=6万6666円
3ヶ月に1回の上限額
40万円÷4回=10万円
このような感じの計算になります。
分散投資を意識するのであれば毎月購入するのがおすすめですよ

【利益が最長20年間非課税になる】

つみたてNISAから得られる運用益は、最長20年間にわたり非課税で受け取れます。

税金で差し引かれずに済んだ利益も運用に充てられるので、複利効果でさらに利益を得られることが期待できます

※複利効果とは、運用で得た利益を投資元金にプラスして再投資し、利益が利益を呼んで効率的に利益がふくらむ効果のこと。
これはめちゃめちゃすごいです

元金100万円が倍に⇒200万円
元金200万円が倍に⇒400万円
元金400万円が倍に⇒800万円
元金800万円が倍に⇒1600万円
元金1600万円が倍に⇒3200万円
元金3200万円が倍に⇒6400万円
元金6400万円が倍に⇒1億2800万円
なかなかこんなに上手くはいきませんが、元金が増えるにつれて資産増加のペースは加速します。

【積立なので「買い」のタイミングに悩まない】

つみたてNISAは、その名の通り積立方式で投資をする商品なので、「買い」のタイミングに悩むことがありません。

株式投資などの場合、狙った銘柄の株価を常にチェックし「買い」のタイミングを見極める必要があります。

売買を頻繁にしている投資のプロでも買いのタイミングの見極めは難しいもの。投資初心者には非常にハードルが非常に高くなってしまいます。

 

つみたてNISAは一定金額を決まった日に自動で投資し続けるので、投資の知識がなくてもチャレンジしやすいです。

【投資商品は金融庁の「お墨付き」】

つみたてNISAの投資商品は、金融庁が定めた一定の基準を満たした商品です。

特筆すべき何かがあるわけではありませんが、「国」が認めているとなると少しは安心出来るのではないでしょうか。

これらの商品を長期・積立・分散投資することで、安定した資産作りをすることができるのです。

 

このように、つみたてNISAにはさまざまなメリットがあります。

しかし、注意が必要なデメリットもありますので、続けて確認していきましょう。

 

つみたてNISAのデメリット

【投資商品が限られている】

つみたてNISAで購入できる商品数は限られています。

株式の売買は出来ません。

数多くの商品の中から興味のあるものを選んで投資したいという人には物足りなさがあると思います。

積極的な運用をしたい人は、

国内外のさまざまな株式や上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(REIT)に投資できる「一般NISA」にしておきましょう。

【スポット買いはできない】

「スポット買い」とは、

好きなタイミングで好きな金額の銘柄を一括購入する買い付け方法のことを言います。

つみたてNISAではスポット買いはできません。

利益を出せる可能性のある銘柄を見つけた場合や、自分が応援したい企業・株主優待を受けたい企業などの株式を購入したい場合でも、個別に購入することはできないのです。

念のためもう一度、つみたてNISAで株式の売買は出来ません

 

【非課税枠の持越しができない】

今年利用しなかった非課税枠の未使用分は翌年に持ち越すことはできません。

たとえば、

今年1年間で20万円利用した場合、未使用分が20万円残っています。

しかし、それを来年に持ち越して60万円にすることはできないということです。

年間非課税枠は40万円です。

 

【損益通算・繰越控除ができない】

一般的な投資で利用できる「損益通算」や「損失の繰越控除」という、税金の支払い負担を減らせる制度が利用できません。

※損益通算

その年の上場株式の損失を利益と相殺すること。投資で出た利益には税金がかかるが、他方で損失が出ている場合は利益から控除できる。

※損失の繰り越し控除

その年の損失を控除しきれない場合、翌年以降3年間にわたり繰り越し、利益から差し引ける制度。

つみたてNISAに向いている人・向いていない人

ここまで、つみたてNISAのメリットとデメリットを確認してきました。

それらを踏まえて、つみたてNISAに向いている人や向いていない人のタイプを以下にまとめてみました。

つみたてNISAに向いている人

・投資初心者、もしくは投資経験が浅い人
・少しずつ慎重に投資をしたい人
・投資にかける時間がない人
・まとまったお金を用意するのが難しい人
・税金を払いたくない人

つみたてNISAは、金融庁の基準を満たした商品が投資対象となっているため、投資が初めての人などでも安心して始められます。

また、少額投資が可能なので、まとまったお金が用意できない人でもコツコツと投資を続けることができます。

さらに、毎月同じ日に同じ商品・金額を購入するので、忙しい人でも自動的に投資が可能です。

つみたてNISAに向いていない人

・早急に利益を出したい人
・出来るだけ安く買いたいと考える人
・投資に回す資金が全くない人

つみたてNISAは、長期間投資することで安定した資産作りを目指す商品なので、すぐに利益を出したい人には不向きです。

また、貯蓄がほぼない人は、投資よりもまずは節約などで確実にお金を貯めることをおすすめします。

さらに、つみたてNISAはスポット買いなどができないため、自由に投資を楽しみたい人は、一般NISAを選択すると良いでしょう。

 

まとめ

つみたてNISAは、

少額から投資を始められ、年間最高40万円までの非課税枠を最長20年間利用できる制度です。

投資対象商品は一定基準を満たした優良銘柄なので、初心者でも安心して始められます。

投資を始めるなら

NISA か つみたてNISAは必ず活用しましょう!!

ただし、非課税枠の取扱いには注意点があるうえ、つみたてNISAならではのデメリットもあります。

リスクについて十分に理解してから始めてくださいね!

つみたてNISAを始める場合は証券口座開設が必要です。
本人確認書類さえあれば5~10分程度で証券口座は作れるのでこのままやってみてください!

最近はネット証券がアツいですよ!

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