【起業副業】売り切り型(フロー型)ビジネスとストック型ビジネスとは?違いは何?

こんにちは、こつこつbです。

起業や副業を始めるときに考えるのが、「どうやって売り上げをつくるか」ということです。

そこで今回は、大きく分けて2種類ある販売手法についてお伝えします。

2種類の販売手法

・売り切り型(フロー型)ビジネス
・ストック型ビジネス
どちらもメリットデメリットがあるので何かを始める参考にしてください。
それではどうぞ!

売り切り型(フロー型)ビジネスとストック型ビジネスを解説!

売り切り型(フロー型)ビジネスとは

売り切り型ビジネスとは、

その名の通り1回ずつ売り切るタイプのビジネスで、フロー型ビジネスとも呼ばれています。

コンビニで買い物をする時をイメージしてください。

おにぎりを買ったら代金を支払いますよね。

このように、顧客に必要な商品やサービスを提供する際に、その都度売り上げが発生し、利益を得ることができるビジネスモデルが売り切り型(フロー型)ビジネスです。

 

売り切り型(フロー型)ビジネスの具体例

  • コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなどの小売業
  • ネット通販での物品販売
  • 請負型のIT事業
  • 飲食店
  • 美容室、理容室

など

 

ストック型ビジネスとは

一方、ストック型ビジネスとは、継続的に商品やサービスを提供し、継続的に利益を得ようとするビジネスモデルです。

顧客に月額利用料や使用料、年会費などを支払ってもらい、その間、好きなだけサービスや商品を提供します。

ストック型ビジネスの一つとしてサブスクリプションモデルなどがありますよ!

 

ストック型ビジネスの具体例

  • 音楽や動画などのサブスクリプション(定額制)※
  • 定額課金制のアプリサービス
  • 毎月家賃収入が得られる不動産賃貸
  • 会費制のスポーツジムや塾、英会話教室
  • 光回線やスマホなどの通信サービスを提供する通信事業
  • ガスや電気などのインフラ事業

など

 

サブスクリプションは洋服、家具、車、食品、花、飲食店、美容室など、様々な分野に広がりつつあります。

 

売り切り型(フロー型)ビジネスと、ストック型ビジネスの違いはご理解いただけましたでしょうか。

続いて、それぞれのメリットとデメリットを解説していきますね。

 

売り切り型(フロー型)ビジネスのメリットとデメリット

売り切り型(フロー型)ビジネスのメリット

売り上げを作りやすい

新規オープンした飲食店やコンビニをイメージしてみてください。

“おっ、こんな所に新しいお店ができたんだ~”と顧客の興味を引くでしょう。

オープンしてすぐに顧客を獲得することができ、売り上げも期待できます

顧客が利用すれば、その都度売り上げにつながるので、オープンしてすぐに利益を出すことができるのです。

 

新規オープンや改装オープンなど、設備投資がかかるものの、大きく売り上げを伸ばすことができます。

各種キャンペーンなども同様です。

 

 

外的要因により大きく売り上げを伸ばせることも…

周辺環境の変化やライバル店の閉店など、外的要因によっても、大きく売り上げが伸びることもありますし、SNSにより、爆発的に顧客が増える可能性もあります。

 

売り切り型(フロー型)ビジネスのデメリット

安定性に欠ける

新規オープンや改装オープン、各種キャンペーンにより、大きく売り上げを伸ばすことができる一方で、商品やサービスの購入時にしか売り上げを作ることができません

つまり、常に顧客が来店してくれないと、売り上げにつながらないのです。

 

顧客に飽きられる、店舗の老朽化、ライバル店の出現、周辺環境の変化などにより、売り上げが落ち込む可能性も秘めています。

大きく売り上げが伸ばせる一方で、売り上げが安定しにくいのも事実です。

 

 

常に営業努力が必要

顧客に飽きられずに来店してもらうには、常に営業努力が必要です。

常に魅力ある新商品を開発する、新商品を導入する、流行に俊敏に対応する、各種キャンペーンを実施するなどの営業努力が求められます。

 

 

ストック型ビジネスのメリットデメリット

ストック型ビジネスのメリット

継続と安定

一度、サービスの購入、契約してもらえれば、解約するまでの間、継続して安定的な売り上げを作ることができます

これは大きなメリットです。

契約者数を伸ばしていけば、どんどん利益が上乗せされます。

 

少ない営業努力で済む

一度契約してもらえれば、よほどのことがない限り解約することが少ないこともストック型ビジネスのメリットの1つです。

売り切り型(フロー型)ビジネスに比べ、少ない営業努力で済みます。

 

ストック型ビジネスのデメリット

大きな初期投資が必要

定額で音楽や動画を楽しめるサブスクリプションを例に取れば、顧客に魅力あるだけの曲数や動画数、品揃えが必要となります。

洋服なども同様に、数と品揃えがものをいうでしょう。

大きな初期投資がかかります。

 

1回利用あたりの利幅は小さい

飲食店や美容室などの場合を例にすると、顧客の利用度にもよりますが、1回の利用で得られる利益は少なくなるのが一般的です。

1回利用あたりの利幅だけで比較すると、売り切り型(フロー型)ビジネスに軍配が上がります。

 

同じ商品やサービスを提供して、1回利用あたりの利幅が小さいのは、効率が悪いように感じます。

 

会員の獲得数が重要です。

会員の獲得数が増えれば、継続して安定した利益を得ることができます。

 

 

儲かるまでに時間がかかる

大きな初期投資が必要で、1回利用あたりの利幅が小さいため、儲かるまでに時間がかかります。

会員を獲得していくしかないのですが、会員獲得のために、1ヶ月無料キャンペーンなどの体験キャンペーンなどを実施して周知してもらわなければなりません。

ストック型ビジネスは、儲かるまでに時間がかかるものなのです。

 

ただ、一度契約してもらえれば、少ない営業努力で済みます。

 

 

売り切り型(フロー型)ビジネスとストック型ビジネスどちらを選ぶ?

売り切り型(フロー型)ビジネスとストック型ビジネスには、それぞれメリット・デメリットがあります。

起業や副業する際に、どちらを選ぶのか?

これは重要な選択です。

 

その選択は、ビジネスモデルの考え方にのっとって選択するとよいでしょう。

ビジネスモデルとは、利益を生み出す仕組みのことです。

簡単にいうと、誰に何をどうやって提供すれば、顧客にとって付加価値があり、利益を生み出せるのか?を考えてあげればいいのです。

ビジネスモデルについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

ビジネスモデル

こんにちは、こつこつbです。 今回は起業する際にとても重要になってくるビジネスモデルについてお伝えします。 猫男爵 「ビジネスモデルって何だろう?」「どんな種類があるんだろう?」という方の参考になれば嬉しいにゃ[…]

ビジネスモデルとは何?起業する際に役立つビジネスモデルをご紹介!

 

 

あなたが提供する商品やサービスの特性を考え、顧客となるターゲット層を見極めることが重要です。

  • 顧客にとって売り切り型(フロー型)ビジネスとストック型ビジネスのどちらの方が適しているのか?
  • 売れる時に一気に売って儲けるのか?
  • 息長く継続的に利益を積み上げていくのか?

 

これらを考えて選択するとよいでしょう。

まとめ

売り切り型(フロー型)ビジネスもストック型ビジネスも良い点があります。

その良い点を上手く活かせるビジネスを構築するようにしていきましょう。

よくあるのが、最初に売り切り型(フロー型)ビジネスで販売を行い、アフターサービスなどをストック型として継続契約するパターンです。

売上を作るサービスを考える際には、

・会社を大きくしていくのか
・人を増やしていくのか
・どれくらいの利益、利益率を目指すか

などよって扱うべき商材はかわります。

他に重要なポイントとして、

あなた自身を専門家として売り込むのか、誰にでも応用可能なサービスにするのかなども大切です。

まずは手を動かしながら、そして様々な経験をしながら面白い事業を考えてみてくださいね!

 

既に上場している企業のビジネスモデルを調べるのは新しい発見も多く楽しいですよ

今回は以上です。

ありがとうございました。

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