コモディティ投資とは?メリットやデメリット、投資方法を解説

コモディティ投資とは?メリットやデメリット、始め方などを詳しく解説

こんにちは、こつこつbです。

投資を始めたばかりの人の中には、

コモディティ投資とはどういった投資方法なのかわからない人もいるでしょう。

コモディティとは「商品」を意味するものですが、株式や投資信託とはどのような違いがあるのでしょうか。

ここでは、コモディティ投資の特徴メリット・デメリット取引の始め方などを詳しく解説していきます。

それではどうぞ!

コモディティ投資とは

コモディティ(Commodity)は「商品」のことを意味し、

コモディティ投資とは、商品先物市場で取引されている以下のような商品に投資することをいいます。

 

  • エネルギー:ガソリン、原油、灯油、天然ガスなど
  • 貴金属:金、プラチナ、銀、銅、アルミニウムなど
  • 農作物:小麦、大豆、小豆、トウモロコシなど

 

このように、日常的に必要とされる品目が多いため、価格変動もイメージしやすいという特徴があります。

 

株式や債券などは社会情勢や金融政策の影響を受けて価格が変動しますが、コモディティ市場は需要と供給などが価格変動に影響します

 

コモディティ投資のメリットは2つ!

一般的な株式市場とは異なる特徴のあるコモディティ投資ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

主なメリットには、分散投資でリスクを軽減できることやインフレに強いことが挙げられます。

では、それぞれについて詳しく解説していきましょう。

①分散投資でリスクを軽減できる

コモディティの価格変動は、一般的な株式や債券などとは異なった価格変動をするため、それらと組み合わせて投資することで分散投資が可能になります。

 

※分散投資とは

分散投資は、さまざまな投資先に分散することで投資リスクを軽減することをいいます。

たとえば、ある商品にすべての資金を集中して投資した場合、運用がうまくいかないと大きな損失を被ってしまう可能性があります。

しかし、いくつかの投資先に分散していれば、たとえひとつの商品が損失を出してもほかの商品でカバーすることが可能になるのです。

 

なお、コモディティの中でも、エネルギーや貴金属は為替レートや社会情勢の影響を受けやすく、農産物は災害や天候などの影響を受けやすいという特徴があります。

 

②インフレに強い

コモディティ投資は、インフレ(物価上昇)に強いという特徴もあります。

インフレになるとものの価値は上昇し、お金の価値は下落します。

コモディティ(商品)は実物資産として、

物価と共に価値が上昇する傾向があるため価値が目減りしにくいです。

コモディティ投資のデメリットは2つ!

一方で、コモディティ投資にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

主なデメリットとしては、インカムゲインがないことや価格変動の予想が難しいといったことがあります。

 

①インカムゲインがない

コモディティ投資にはインカムゲインがないというデメリットがあります。

インカムゲインとは、資産を保有していると得られる利益のことをいい、例えば株式投資における配当金の受け取りや株主優待などが該当します。

 

コモディティ投資は実物資産なので保有しているのみでは利益を得ることができず、売買差益(キャピタルゲイン)でのみ利益を得ることができます

そのため、ほかの投資方法よりも運用益が少なくなる可能性があるといえます。

 

②価格変動の予測が難しい

コモディティ投資では、それぞれのコモディティによって価格の変動要因が異なるため、価格変動を予測することが難しいです。

特に、災害や天候によって価格が大きく変動する農作物や、中東エリアの混乱の影響を受けやすい原油などは困難といえます。

 

コモディティ投資の簡単な始め方・やり方

コモディティ投資の特徴やメリット・デメリットがわかったところで、どのように取引を始めるのかを見ていきましょう。

コモディティ投資は次の2つの方法で行うことができます。

 

  • 純金・プラチナ積立をする
  • 投資信託やETFを購入する

ではそれぞれの方法について詳しく解説していきます。

 

純金・プラチナ積立をする

純金積立やプラチナ積立とは、純金やプラチナを毎月一定額または一定量を購入して投資する方法で、定額積立定量積立があります。

 

定額積立 毎月1,000円や1万円など金額を決めて購入
定量積立 毎月1グラムや10グラムなどと数量を決めて購入

 

購入した金額よりも売却時の金額の方が高額であれば、その分利益になります(ただし、実際には売買手数料もかかります)。

投資経験が浅い人や長期間の投資でじっくり利益を狙いたい人におすすめの方法です。

 

投資信託やETFを購入する

コモディティを組み込んだ投資信託やETFを購入すると、間接的にコモディティに投資をすることができます。

ひとつの投資信託を購入するだけでさまざまなコモディティに投資できるのも魅力のひとつ。

リスク軽減効果も期待できます。

投資金額も自由に決められて積み立て投資も可能ですよ。

 

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まとめ

コモディティ投資とは、

金やプラチナなどの貴金属や石油などのエネルギー、小麦や大豆などの農作物といった実物資産を対象とした投資方法のことをいいます。

メリット

・分散投資が可能
・インフレに強い
デメリット
・インカムゲインがない
・需給の把握が難しい可能性あり

コモディティ投資初心者は、まず投資信託やETFでコモディティ投資の感覚をつかむことをおすすめします。

 

新型コロナウィルスの感染拡大により、世界的に株価が落ち込みました。

しかし、ウクライナ問題などの地政学的リスクの高まりで原油の供給不安から原油価格は高騰、安全資産としての金価格も大きく上昇しています。

コモディティ価格は過去最高値になったから下落するわけではなく、需給に応じてどのようにでも変動していきます。

投資の方法はいくらでもあります。

あなたにとって値動きの掴みやすいものを見つけてみてください。

今回は以上です。

ありがとうございました。

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