【資産形成】投資対象として美術品は素晴らしい【※注意は必要です。】

【資産形成】投資対象として美術品は素晴らしい【※注意は必要です。】

こんにちは、こつこつbです。

本記事では、投資対象としての美術品の素晴らしさと注意点をお伝えします。

 

猫男爵
この記事は、絵画等の美術品は投資対象としてどうなのか気になっている方向けのものにゃ!
記事を読むことで、投資対象として購入すべき美術品のおおまかな基準や特徴を理解出来るはずです。
私が証券会社で働いていた頃に資産家の方から教わったことや、書籍や実体験で感じたことを基に記事を書いています。不明瞭な部分も多いですが、そのあたりも含めて一つの参考にしていただければと思います。
それではどうぞ!

美術品愛好家からの学び

私が証券会社に勤めていた頃、たくさんのお客様のご自宅を訪問しました。

そして資産家のお客様の中でも有価証券ではなく、美術品をメインに購入(投資)されている方達から学んだことをお伝えします。

美術品と言っても種類は様々ですが、今回は美術品全体に共通する内容をざっくり取り上げます。

QOL(生活の質)の向上

「なぜ」美術品に投資しているのか質問をすると、日々の幸福度が上昇するからだと教わることが多いです。後述しますが、実際にその通りだと思います。

自宅に好きな美術品を飾っておくと、毎日好きな時間に好きなだけ鑑賞することが出来るので幸福度が高まります。

最悪、本物でなかったとしても好きな美術品を毎日見るだけで幸せです。

人によっては、所有欲や独占欲も満たされます。

美術品はほったらかし投資に最適。ただしリスクもある

美術品は、購入して自宅に飾っておくだけで年数と共に価値が高まるものが多いです。

しかし、もちろんリスクがあります。

考えられるリスク

・保存状況による劣化
・盗難
・景気による価格変動
・換金性
・贋作
上記のリスクを可能な限り排除出来れば、絵画等の美術品投資はとても有効な投資戦略になります。
保存状態による劣化

美術品には、高温多湿な環境や直射日光が厳禁なものが多いです。

どこまで厳格に環境を整えるかは人によりますが、空調管理等はしましょう。

盗難

モノである限り盗難のリスクは伴います。

火災保険や美術品保険などを活用される方もいらっしゃいます。

景気による価格変動

景気が良ければ価格は上昇します。反対に景気が悪ければ価格が下落することもあります。

景気循環の様子を見ながら、時期が悪ければ保有を継続するという選択が出来るものを選びましょう。

基本的には、手放したくない美術品を所有するのが絵画等の美術品投資の秘訣です。

換金性

美術品は換金するのに、ある程度の時間がかかります。

株式投資のように「今」売るというのが難しいです。

良いものを安く売るのは簡単です。希望価格で売却するのが難しいです。

気長に数年待つのがいいそうです。

贋作(偽物)

購入した美術品が偽物だと判明すると間違いなくショックを受けます。

出来るだけショックを受ける可能性を低くするために、信頼している古美術商さんとのみ取引をしている資産家の方が多いです。

とはいえ、常に贋作のリスクはあるので相応の覚悟は必要です。

(贋作を掴んだ経験を楽しそうに話す方が意外と多かったりします)

 

美術品投資が勝手に上手くいっている方に共通する特徴

・投資目的というより好きだから持っている。

・結果、高く売れるならラッキー。

・20年、30年の長期保有が普通。・有価証券投資では安定的なものを好む。・性格が穏やか。

上記に少しでも当てはまる部分がある方は、美術品投資を考えられてもいいかもしれません。

絵画を買ってみた

証券会社に入社して数年目くらいの時に、私は絵画を購入しました。

どんな絵画か詳細は伏せますが、とても印象的で好きだな~と思ったのを今でも覚えています。

移動式の画廊?だったのですが、最初に見た時の価格が20万円前後でした。

ただ知識も何もなく、絵に20万円は出せないな~と思いながらも絵画自体は気に入ったので数日間に何度も足を運びました。

すると、オーナーさんが声を掛けてくださり、初めての絵画購入ならということで、物凄く値引きをしてくださいました。

それでも、なかなか購入を決断しなかったので数万円レベルまで価格交渉に応じていただき、ようやく購入しました。

今でも家に飾ってありますが、いい絵だなと思っています。

ちなみに後日談ですが、美術品買取業者に査定を依頼したら1万円いかないくらいの価格でした。販売価格などあってないようなもの、美術品っておそろしい笑

絵画自体は気に入っているので、良い勉強になったと思っています。

絵画購入のポイント(注意点)

上記の経験をしたことでいろいろ調べてお客様に質問したり、定期的に画廊巡りをするようになりました。

正直な話、私は絵画に詳しいわけではありません。

ポイントとして教えていただいたことだけ記載します。

ちなみに「投資家視点」で書きました。好きな絵を自由に買うことには賛成です。

絵画購入のポイント(注意点)

・原画、版画、ポスター(プリント)の3種類の中で、値が張ろうとも原画を買う。

・作者の代表的な絵画を買う。

・作者が最も活躍した年代の絵画を選ぶ。

・基本的に初見の業者は信用しない。 

・フリマアプリなどで直近の落札がないか確認する。

以上5点を注意してください。

高額で怪しい絵画を購入してしまう可能性は低くなると思います。

購入方法

オークション

有名なオークションハウスにサザビーズやクリスティーズなどがあります。

一般的なオークションは、ホテルなどを使用して行われることが多いです。参加を検討している方は近場のオークション情報をネット検索してください。

オークションでは、実物を下見したり、落札をする楽しさがあります。

ネット通販

最近は実物を見ないで購入するネット通販も普及してきているようです。

比較的安価な絵画が扱われることが多いです。

絵画初心者の方は、ネット購入もありかもしれません。

画廊

画廊を訪れるとたくさんの実物の絵画を鑑賞出来ます。

いろんな種類の絵画を確認出来ますし、個展をやっていることもあります。

店員さんから画家さんの情報を教わることも可能です。

外商

資産家の方は百貨店の外商さんから絵画を購入される方が多いです。

興味がある絵画を伝えておくと入荷したら連絡をもらえるそうです。

ただ、外商さんとの取引の始め方は私はわかりません。

芸術家から直接購入

最も安全度は高いかもしれません。

芸術家の方がご存命であれば、直接買い付けの為に訪問するのも一つの手です。

しっかりとした関係性を築ければ、特別な品も紹介してもらえるかも?

まとめ

美術品への投資は資産としても精神的にもとても素晴らしいです。

ただし、投資にはリスクが当然あります。

そのリスクを自分自身が許容出来るかよく考えてください。

美術品投資のリスク

・保存状況による劣化
・盗難
・景気による価格変動
・換金性
・贋作
美術品投資が上手くいっている方の共通点
・投資目的というより好きだから持っている。
・結果、高く売れるならラッキー。
・20年、30年の長期保有が普通。
・有価証券投資では安定的なものを好む。
・性格が穏やか。
絵画購入のポイント(注意点)
・原画、版画、ポスター(プリント)の3種類の中で、値が張ろうとも原画を買う。
・作者の代表的な絵画を買う。
・作者が最も活躍した年代の絵画を選ぶ。
・基本的に初見の業者は信用しない。
・フリマアプリなどで直近の落札がないか確認する。
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ありがとうございました。