【株式投資】テクニカル分析の方法
こんにちは、こつこつbです。
本記事では、株式投資のテクニカル分析についてお伝えします。
私は、元証券マンで現在は資産形成アドバイザー、個人投資家として活動をしています。
ずっと使用している分析方法もあれば、使わなくなったもの、使ったことがないものもたくさんあります。
今回は、私の教えている方達にもテクニカル分析の導入として簡単に説明するものをご紹介します。
この内容だけで相当の実績が出る方もおられます。
相場に詳しい必要は全くないのでお気軽にご覧ください。
それでは、どうぞ!
テクニカル分析とは
株式投資の投資手法は主に2種類あります。
- テクニカル分析・・・株価に全ての情報が織り込まれている。トレンドやパターン分析。(数日~半年)
- ファンダメンタルズ分析・・・企業の財務状況や業績の将来性を細かく分析。(3ヶ月~)
個人投資家として売買タイミングを自分で判断出来るならば、ほとんどテクニカル分析のみで大丈夫だと思います。
もしも、中長期で保有を考えておられる方は以下を参考にしてください。
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それでは、テクニカル分析で必要な情報を説明していきます。
ローソク足
ローソク足は、値動きを表します。
ローソク足が複数集まってチャートを形成するので、最も基本的な重要な指標です。
主に2種類のローソク足があります。
- 陽線・・・始値よりも終値が高いローソク足
- 陰線・・・始値よりも終値が低いローソク足
陽線
陰線
ローソク足は、実体と上ヒゲ(うわひげ)、下ヒゲ(したひげ)の3つから成り立っています。
始値と終値を四角で囲んだ部分を実体といい、陽線なら白か赤、陰線なら黒にするのが一般的です。
この色が陽線、陰線の呼び名のもとになっています。
高値から実体に引いた線を上ヒゲ、安値から実体に引いた線を下ヒゲといいます。
上ヒゲ、下ヒゲを上影、下影と呼ぶこともあり、このあたりはメイドインジャパンを感じさせます。ローソク足の期間は、短期売買なら、短い時間にし、長期投資であれば、長い時間にするのが一般的です。
最も一般的なのは1日を時間の区切りにした足で、これを日足(ひあし)といいます。
長い期間の足としては、1週間の足を週足(しゅうあし)、1ヵ月の足を月足(つきあし)といい、
短い期間の足としては、1分、5分、30分などの足を分足(ふんあし)、1時間、4時間などの足を時間足(じかんあし)といいます。
マネックス証券のテクニカル分析のページにわかりやすいものがありました。
このローソク足は、形によって意味が異なります。
いろいろな形のローソク足を見て調べることをおすすめします。
移動平均線
移動平均線は、相場の方向性を知るのに有効な指標です。
移動平均線が上向きなら上昇トレンド、横ばいならもみ合い、下向きなら下降トレンドと判断出来ます。
移動平均線は短期、中期、長期線など2~3本程度活用することが多いです。
2本以上活用している際に、短期線が中、長期線を上抜けることをゴールデンクロスと言い、その後株価が上昇することがあります。
逆に、短基線が中長期線を下抜けることをデッドクロスと言い、その後株価が下落することがあります。
上昇中に押し目が来ると、短期線や中期線、長期線で跳ね返る現象がよく起こります。
これは、買いたいけど買うタイミングがなかった投資家がここぞとばかりに買いを入れるからです。(押し目買い)
押し目になったけど、短基線や中期線を割り込んでリバウンドしてこなければ下落の始まりの可能性があります。
注意してください。
移動平均線はとても奥が深いです。
チャートをよく見て、たくさん研究していただきたいです。
一目均衡表
一目均衡表は、昭和初期に日本人が完成させた分析手法で、株の状態を目視出来るのが特徴です。
主に転換線・基準線・先行スパン(2本)・遅行スパンの5本の線を活用します。
私はあまり使っていないのですが、生徒さんでうまく活用されている方がいらっしゃいます。
用語が多く複雑そうに感じられますが、意外と単純です。
目視で株の状況を把握出来るのは、とても良いと思いますし、「雲」の概念は知っておくべきだと思います。
詳細はこちらをご確認ください。(マネックス証券一目均衡表)
ちなみに、YouTube等でもたくさん解説している動画があります。
動画での検索もおすすめです。
ボリンジャーバンド
とても有名かつ使い勝手のよい指標です。
株の値動きの大半はバンドの幅の内側に収まるという統計学を基にした分析手法です。
基準線を挟んで、
ボリンジャーバンドの±1σの範囲内に収まる確率 ⇒ 約68.3%
ボリンジャーバンドの±2σの範囲内に収まる確率 ⇒ 約95.4%
ボリンジャーバンドの±3σの範囲内に収まる確率 ⇒ 約99.7%
ボリンジャーバンドの基準線の向きなどは移動平均線と同じでとても重要です。
出来るだけ下向きの時は入らないようにすることをおすすめします。
出来高
とても重要です。
私は、日経平均株価やマザーズ指数などから個別銘柄に落とし込むように見ています。
平均的な出来高と比べ急増や急減、特徴的な形を作っていないかなど確認します。
MACD
MACDとMACDシグナルの2本のラインから売買判断をします。
この2本がデッドクロスやゴールデンクロスを作るタイミングに注目します。
また、0を基準として下抜けるのか上抜けるのかも重要です。
RSI
相場の相対的な強弱を表す指標です。
0‐100%の間で推移する指標で、0%に近いほど弱い相場、100%に近いほど相場が強いと判断されます。
一般的には、
30%以下で売られすぎ、70%以上で買われすぎと判断されます。
個人的には、
50%を基準として、50%以上を買い、50%未満を売りと考えています。
RCI
RSIと似た指標で、相場の過熱感をみるものです。
‐100~+100の幅で動きます。
‐100付近から上昇し始めた時に買いを入れる。
+100付近から下降し始めたら売る。
とても簡単にお伝えするとこれで大丈夫です。
私はあまり使いません。
ストキャスティクス
こちらも相場の過熱感等を判断する分析方法です。
ファーストストキャスティクスとスローストキャスティクスの2本のラインを活用します。
ファーストストキャスティクスは相場の値動きに素早く反応します。
スローストキャスティクスは比較的穏やかです。
ですので、ファーストとスローの2本に動きに多少の差が生まれます。
その差で生じる、ゴールデンクロス(ファーストがスローを上抜け)やデッドクロス(ファーストがスローを下抜け)を売買タイミングとします。
まとめ
テクニカル分析は奥が深いです。
投資金額が少額の内にいろんな指標を活用してみてください。
そしてその上で、あなたに合った指標や組み合わせを見つけてください。
ここに掲載したものが全てではありませんし、同じ指標でも違った見方をすることも出来ます。
(支持線、抵抗線、トレンドライン、典型的なチャート形状などの知識もあった方が絶対いい。)
同じ指標を使っても投資結果は同じにはなりません。
自分だけの投資手法を見つければ周囲の声に惑わされることもなくなります。
しっかりと研究してください。
- ローソク足
- 移動平均線
- 一目均衡表
- ボリンジャーバンド
- 出来高
- MACD
- RSI
- RCI
- ストキャスティクス
図や表の挿入が上手く出来ず文章メインになってしまいました。
タイミングを見て改善致します。
わかりやすいので参考にしてください。
難しいけど好きな人は好き
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