こんにちは、こつこつbです。
この記事では、チャートにおける支持線・抵抗線・トレンドラインについて解説していきます。
トレンドラインや支持線、抵抗線という言葉を聞いたことがある人の中には、
「どうやって使えばいいんだろう?」
「知っていた方が取引に有利なのかにゃ?」
それぞれ上手く分析できるようになれば購入・売却のタイミングを計りやすくなるでしょう。
抵抗線=上値抵抗線=レジスタンスライン
支持線と抵抗線
この2つの線について理解することは非常に重要なのでしっかり読んでくださいね。
支持線とは
支持線は、
サポートライン、下値支持線とも呼ばれるもので、過去の株価の少なくとも2つの下値を結んだラインを指します。
支持線のポイント
支持線については、とりあえずこれだけ頭に入れておきましょう。
・イメージは壁、厳密にいうと多少伸縮性のあるゴムのイメージ
・株価上昇時、支持線付近まで株価が下がると、買いが増えて反転することが多い。
・支持線を突き抜けて下落していく場合は、売りが加速して株価が下がり続けることが多い。
抵抗線とは
抵抗線とは、
レジスタンスライン、上値抵抗線とも呼ばれるもので、過去の株価の2つの上値を結んだラインを指します。
抵抗線のポイント
抵抗線については、とりあえずこれだけ頭に入れておきましょう。
・イメージは壁、厳密にいうと多少伸縮性のあるゴムのイメージ
・上昇時に抵抗線付近まで株価が上がると、売りが増えて株価が伸び悩むことが多い。
・抵抗線を突き抜けて上昇する場合は、買いが加速して株価が上がっていくことが多い。
支持線と逆ですね。
ちなみに、「新高値をつけた銘柄を狙え」と指南する人もいます。
これは、
・新高値の場合、前回高値という上値抵抗線目安がないのでどこまでも上昇する可能性があること。
トレンドラインとは
トレンドラインとは、
株価の動きを全体的に大きく把握するために引く線のことです。
抵抗線や支持線と同じで高値や安値を線で結べばいいだけなので簡単ですよ。
トレンドラインは上昇トレンド、下降トレンド、横ばいの3種類があります。
横ばい(保ち合い)は、
上値抵抗線と下値支持線の間を行ったり来たりの状態です。
この状態をレンジ相場と言います。
トレンドラインは、
上昇トレンドや下降トレンドの時に大きな力を発揮します。
2点以下だと信頼するにはやや弱いかもしれません。
上昇トレンドラインと下降トレンドラインを引くのは基本ですよ。
・下降トレンドライン=上値抵抗線
下降トレンドラインからの上放れです。
下降トレンドは、株価が上昇に転じたように見えても直近の高値を上回ることはありません。
上回ったとしたらそこはトレンドの転換点の可能性があります。
上昇トレンドは下降トレンドの逆だと思っておいてください。
このトレンドラインは、
日足、週足、月足など期間を変更しても有効に活用出来ます。
トレンドの強さは、
日足<週足<月足になります。
兆候が表れるとある程度の期間は続く傾向にあるため、買いか売りのタイミングが分かりやすいと言えるでしょう。
トレンドラインの使い方
トレンドラインは上昇か下降のどちらか一方方向に動いていることが分かれば問題なく活用できます。
下降トレンドの場合は最高値を基準とした2つの最高値を結ぶ抵抗線を引きましょう。
まとめ
チャートを分析する際に支持線や抵抗線を活用するのは非常に大切なことです。
支持線・抵抗線の活用のポイントとして、
・安値から反発したらその安値にとりあえず下値支持線
これをすることでチャートの見え方が変わってくるはずです。
また、トレンドラインの活用のポイントとして
・株価下落時に高値が2点以上あったらとりあえず線で結ぶ
注意点として、テクニカル分析全体に言えることですが
決算発表や臨時ニュース、米国の利上げなど突発的な出来事に影響を受けやすいです。
支持線、抵抗線、トレンドラインが絶対ではないことは覚えておいてください。
それでもなお、支持線や抵抗線は非常に有効な分析手法なので是非使えるようになってくださいね。
今回は以上です。
ありがとうございました。
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