個人事業主と法人の違いって何?それぞれのメリットを簡単に比較してみた。

個人事業主と法人の違いって何?それぞれのメリットを簡単に比較してみた。

こんにちは、こつこつbです。

今回は、個人事業主と法人の違いを簡単に説明します。

猫男爵
改めて違いは何かと聞かれるとすぐ思いつかないものだにゃ~
リッキー
私はわかりますよ
猫男爵
本当にわかっているのかにゃ?よく読んで勉強するにゃ!

 

個人事業主と法人ではさまざまな違いがあると言われています。

しかし、どんな違いがあるのかイマイチよく分からない人も多いのではないでしょうか。

 

個人事業主と法人の違いを知っておくと、将来的に起業を検討した時などに役に立つはずです。

それでは、個人事業主と法人の違いなどをご説明します!

 

どうぞご覧ください!

個人事業主と法人それぞれのメリット

起業当初から法人として事業を始める人がいる一方で、あえて個人事業主として起業を始める人もいます。

起業するにもそれぞれに良いところがあるのでしっかりと確認するようにしてください。

 

個人事業主のメリット

①法人と比べると開業しやすい

②確定申告がシンプル

③保険料の負担が軽減されるケースがある。
それでは一つずつ確認します。

①法人と比べると開業しやすい

個人事業主は法人と比較すると、開業しやすいです。

以下に主な提出書類を記載しておきます。

 

個人事業主として開業する際の主な書類

・開業届

・都道府県税事務所に提出する開業に関する書類

・青色申告承認申請書

・青色事業専従者給与に関する届出書

・源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
多く見えるかもしれませんがそこまで大変ではありません。

法人で開業する場合、登記申請書や法人の根本規則となる定款や10種類以上の様々な書類の提出、そして登録免許税といった数多くの手続きを行う必要があります。

 

税理士さん等に依頼する方が正確で手間もかかりませんよ。

個人事業主から法人に切り替える際も時間がかかるので気を付けてください。

 

②確定申告がシンプル

個人事業主が確定申告を行う場合、1年間の所得によって白色申告か青色申告のどちらかを行うだけで済みます。

作成方法などを調べれば、個人だけでも作成できるレベルの難易度となっているのがポイントです。

 

法人の場合、数多くの書類をまとめた法人税申告書を作成しなければならないので、必要な書類を集めるだけでも大変です。

 

また、滞りなく手続きを進めるには高い専門知識も必要なので、税理士さんに依頼するケースがほとんどでしょう。

 

③保険料の負担が軽減されるケースがある

個人事業主は厚生年金保険への加入が義務付けられる「強制適用事業所」に該当していなければ厚生年金保険加入する義務はありません

その分負担する保険料が軽減されます。

その軽減された資金を他に回すことも可能です。

 

ただ、厚生年金保険の「任意適用事業所」の場合、保険への加入は従業員と事業主でよく話し合うようにしましょう。

 

法人のメリット

個人事業主として起業するのか、法人として起業するのかは悩みどころです。

法人のメリットに関しても理解しておいてください。

①社会的信用が得やすい。

②雇用がしやすい

③赤字繰越が有利。

④経費にできる範囲が広い。

 

①社会的信用が得やすい

法人の場合、法人化する際の設立手続きや運営手続きに時間や労力がかかります。

その分しっかりとした会社として信用されやすいです。

 

もちろん個人事業主であったとしても取引をしてくださる企業はたくさんあります。

 

しかし、個人事業主と法人のどちらと取引をするか選べと言われれば、法人と取引をしたいと考えるはずです。

個人事業主とは取引をしないと決めている会社もあるので注意しましょう

 

②雇用がしやすい

法人と個人事業主では、法人の方が安定した雇用が出来る可能性が高いです。

多くの方が、法人と個人事業主のどちらで働きたいか聞かれれば法人と答えるでしょう。

 

その分、法人への求人申し込みも増えるため法人は従業員の雇用をスムーズに行えます。

従業員の雇用は企業として経営に直結する重要なことです。

安定した雇用実績は企業としての社会的信用を積み重ねることにもなります

 

③赤字繰越が有利

法人の赤字10年間繰り越しすることができます。

 

個人事業主の白色申告では繰り越しできません

個人事業主が赤字繰り越しをしたい場合は、青色申告が必須です。

ただ、青色申告では3年間しか赤字を繰り越しできません。

 

個人事業主でも法人でも赤字になる可能性は十分にあります。

 

この、「赤字をどれだけ繰り越せるか」はものすごく大きな違いです。

 

④経費に出来る範囲が広い

法人の場合、経営者の給与や生命保険などの保険料なども経費にできます。

経費として計上できるものが多いほど会社の利益額に大きな影響を与えます。

納税額に大きく影響するため、計上できる範囲が広い法人の方がとても有利になります。

 

法人と個人事業主の税金

こちらは個人事業主として活動する場合にいずれ考えるべき重要な内容です。

しっかりとご確認ください。

税率に注目

所得税率

国税庁:No.2260 所得税の税率

 

個人事業主として所得が増えると納税額が高くなります。

本当に個人事業主でいいのか考える必要が出てくるでしょう。

 

 

現在の法人税率は以下の通りです。

法人税率

国税庁:No.5759 法人税の税率

 

資金を多く残すことを考えると一定の水準からは法人化しておいた方がよいでしょう。

また、経費の範囲が広いというのは法人化のとても大きな魅力です。

 

まとめ

法人と個人事業主

いかがでしたでしょうか。

もう一度簡単にまとめておきます。

個人事業主

・起業の手間はかからない。

・確定申告がシンプル。

・経費の範囲は狭い。

・収入が多くなるにつれ税率が高くなる。
法人

・起業時の手続きは多い。

・社会的信用力は高い。

・経費の範囲は広い。

・決算資料作成などが必要。

・赤字繰り越しが有利。

個人事業主法人の違いを理解していただけたなら嬉しいです。

 

どちらの形態も良い部分と残念な部分があります。

自分のやりたいことにどちらの形態を取るのがいいのかよく考えるようにしてください。

 

収入を安定させたい方はこちらもご覧ください。

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