こんにちは、こつこつｂです。
今回は、不動産投資でとても重要な銀行の種類と特徴についてお伝えします。
「銀行にもいろいろあるけど何が違うんだろう？」
「不動産投資を始めるときはどこの銀行に相談に行けばいいのかな？」
こんな疑問を持っている人に読んでほしいにゃ！
飛び込んでもいいけどそれだとほとんど門前払いにゃ！
銀行探しで気持ちが折れないように銀行の概要だけでも掴んでおくにゃ！
銀行（金融機関）の種類
不動産投資には融資が欠かせません。
融資の申し込み先である銀行（実際には金融機関ですが、わかりやすいように銀行と呼びます。）には、いろいろ種類があり、それぞれの特徴があります。
主な銀行には次のようなものがあります。
・地方銀行
・第二地方銀行
・信用金庫
・信用組合
・労働金庫
不動産投資の融資を受ける場合、上記のような銀行が一般的です。
他にも、
・外資系銀行
・インターネット専業銀行
・流通系銀行
・ゆうちょ銀行
などもありますが、店舗数が少ない、対象とする顧客が違う、ローンの限度額が低いなどの理由により、不動産投資の融資には向きません。
銀行（金融機関）の特徴
それぞれの銀行の特徴をお伝えします。
都市銀行の特徴
都市銀行は５行あります。
・三井住友銀行
・みずほ銀行
・りそな銀行
・埼玉りそな銀行
・三井住友フィナンシャルグループの三井住友銀行
・みずほフィナンシャルグループのみずほ銀行
しかし、
企業や大口の顧客に注力しているため、中小企業や小口の個人の融資に対する融資審査は厳しい部分があります。
不動産融資を受ける場合には、総資産額と自己資金の割合が鍵を握ります。
つまり都市銀行での融資は、
高収入で預貯金が多く、自己資金割合が高い人が有利です。
地方銀行・第二地方銀行の特徴
地方銀行、第二地方銀行共に、都道府県に本店を置き、特定の地域だけで営業している銀行です。
地方銀行と第二地方銀行の違いは、その成り立ちにあります。
・地方銀行は元々普通銀行として設立。
・第二地方銀行は金融の自由化に伴い、相互銀行や信用金庫から普通銀行に転換した銀行。
また、規模にも違いがあります。
地方銀行より第二地方銀行の方が、規模が小さいものが多いです。
規模や体力に違いはあるものの、地方銀行、第二地方銀行共に地域に密着して営業をしています。
地域密着といっても、銀行ごとに融資の特徴があります。
企業に力を入れている銀行もあれば、個人の融資に力を入れている銀行もあります。
融資審査も同様です。
審査が厳しい銀行もあれば、比較的緩い銀行もあります。
ただ、1ついえるのは、
都市銀行よりは、融資の窓口が広いということです。
地方銀行にしても、第二地方銀行共にしても、都市銀行よりは融資審査が緩い傾向にあります。
地域に貢献している銀行ならではの特徴です。
融資金額は物件の価値によりけりですが、メガバンクのような大型融資は難しいでしょう。
金利もメガバンクよりも高めです。
これには理由があります。
規模の大きな銀行の方が、資金力があること。
いわゆる体力的な問題です。
また、大口の融資よりも小口の融資の方が、経費がかかります。
同じ10億円の融資をする場合に、
・1顧客×10億円の貸し出し
・20客×5000万円の貸し出し
では、どちらの方が、経費がかかるでしょう？
当然、後者の方が、経費がかかります。
地域の発展に寄与するのが地方銀行、第二地方銀行の役割です。
金利はメガバンクよりも高いものの、融資の相談にのってくれる可能性は高いでしょう。
ただ、地方銀行の営業エリアは地元中心です。
本支店がないエリアの物件に融資することは、まずないと考えられます。
地元の物件を相談しましょう。
信用金庫・信用組合・労働金庫の特徴
信用金庫、信用組合、労働金庫と、銀行との違いは、
信用金庫、信用組合、労働金庫は、会員制度による協同組織であるということ。
銀行は営利目的の組織なのに対し、
信用金庫、信用組合、労働金庫は、出資者である会員の利益を第一に考えている非営利組織なのです。
ちなみに、それぞれの会員は下記の通りです。
・信用金庫…会員（出資者）
・信用組合…組合員
・労働金庫…労働組合や生活協同組合
信用金庫、信用組合、労働金庫は、営業エリアが限られているため、地元密着型の金融機関です。
地方銀行や第二地方銀行も地元に密着していますが、より地元に密着しています。
というのも、非営利組織である信用金庫、信用組合、労働金庫は、地元の企業や個人に貢献することを目的としているためです。
簡単にいうと、
地元の企業や個人から集められたお金を、地元で融資が必要な企業や個人に貸し付けているのです。
不動産投資で地元の物件を購入するのであれば、一番親身になって相談にのってくれるでしょう。
融資審査は、地方銀行、第二地方銀行よりも緩い傾向にあります。
融資審査
都市銀行＜地方銀行・第二地方銀行＜信用金庫・信用組合・労働金庫
地元の物件の場合、一番融資してくれる可能性が高いのが、信用金庫、信用組合、労働金庫です。
ただ、金利は高い傾向にあります。
金利
都市銀行＜地方銀行・第二地方銀行＜信用金庫・信用組合・労働金庫
資金力と経費の関係で、規模が小さい銀行ほど金利は高い傾向にあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
不動産投資初心者の方が最初に不動産融資の相談に行くとしたら、信用金庫・信用組合・労働金庫が適していると思います。
日頃から使っている銀行口座が、地銀や第二地銀であればそちらの方で相談してみるのもいいでしょう。
ただし、融資審査が多少厳しいかもしれないということは頭に入れておいてください。
また、金利はよほどの金融資産がない限り２～3％程度になるはずです。
金利交渉も大事ですが、まずは融資を受けられることが重要です。
少しずつ取引を多くしていきましょう！
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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