こんにちは、こつこつｂです。
今回は、株主優待についてお伝えしていきます。
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株式投資をする魅力のひとつに「株主優待」があります。
株主優待は、企業から株主へ贈られる特典のことで、企業によりさまざまな商品やサービスが用意されています。
そこで今回は、株主優待の具体的な種類や受け取るための条件、受け取り方法、おすすめの銘柄などについて詳しく紹介していきます。
株主優待に興味のある方は是非参考にしてください。
それではどうぞ！
株主優待とは？
株主優待とは、企業が自社株式を購入してくれた株主に対して、自社製品やサービスなどを贈る特典のことをいいます。
株式投資で得られる利益というと、
・譲渡益(株式の売却益)
などが思い浮かびますが、株主優待も株主にとって利益のあるもので、株主優待を目当てに株式を購入する人もたくさんいらっしゃいます。
ただし、すべての企業が株主優待制度を取り入れているわけではありません。
さらに新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、株主優待を廃止する企業も出ています。
とはいえ、株主優待は企業にとって自社製品やサービスのPRにもつながることから、制度を適用している企業の特典は積極的に利用したいものです。
株主優待にはどんなものがある？
株主優待で受けられるサービスは、以前は金券やお米券、選べるカタログギフトなどが定番でしたが、最近は企業の業種や業界によってさまざまな種類があります。
自社商品を提供
自社で開発・販売している商品を提供します。
例えば、食品メーカーでは自社で製造・販売している食品などを提供したり、飲食店では各店舗で利用できるお食事券などを提供したりしています。
自社サービスを提供
宿泊施設を運営している企業ではホテルの宿泊券や割引券などを、交通関係の企業であれば回数券や優待乗車券など、映画会社では映画招待券などを提供しています。
ほかにも、エイベックスなどの音楽配信会社では、株主優待チケットを提供しているところもあり、チケットを入手したいために株式を購入する人も多いです。
株主優待を受け取るにはいつまでに買えばいい？
株主優待は株式を購入した人にプラスαの楽しみをもたらしてくれることがわかりましたが、株式を保有していれば無条件で優待が受けられるわけではありません。
株主優待を受けるには、「権利確定日」に株主として名簿に登録されている必要があるのです。
なお、権利確定日とは、株主として株主優待などの権利を得るための確定日のことをいいます。
ただし、株式は購入してから受け渡しまで2営業日かかるため、権利確定日の2営業日前の「権利付最終日」までに株式を保有していなくてはならないことになります。
たとえば、2022年2月末日（28日）が権利確定日の場合、権利確定日と権利付最終日は以下の通りになります。
| 24日(木) | 25日(金) | 26日(土) | 27日(日) | 28日(月) |
| 権利付最終日 | 権利落ち日 | 権利確定日 | ||
| この日までに株式を保有する | この日に株式を売却しても受け取る権利がある | 株主として利益を得る権利が確定する |
株主優待を受け取るタイミングはいつ？
株主優待を受け取れるのは、一般的に、権利確定日の2～3か月後前後になることが多いです。
上の例でいうと、権利確定日が2月末日なので株主優待を受け取れるのは4月末～5月末頃になるでしょう。
ただし、購入した株式によって受け取りのタイミングが異なりますので、詳しくは保有する株式の企業ホームページで確認することをおすすめします。
株主優待はどれくらい受け取れる？
株主優待がどのくらい受け取れるのかは、保有する株式数に応じて異なります。
そこで、イメージしやすいように企業の株主優待の例を2銘柄ご紹介します。
アサヒグループホールディングス株式会社
〇株主様限定プレミアムビール
| 保有株式数 | 株主優待内容 |
| 100株以上500株未満 | 1,000円相当のセット(350ml缶４本) |
| 500株以上1,000株未満 | 2,000円相当のセット(350ml缶８本) |
| 1,000株以上 | 3,000円相当のセット(350ml缶12本) |
東宝株式会社
〇映画招待券
| 保有株式数 | 招待券枚発行枚数 |
| 100～499株 | 1枚 |
| 500～999株 | 3枚 |
| 1,000～1,999株 | 5枚 |
| 2,000～2,999株 | 10枚 |
| 3,000～4,999株 | 15枚 |
| 5,000～9,999株 | 18枚 |
| 10,000株～ | 20枚 |
このように、保有株式数が多いほど受け取る株主優待も手厚くなります。
株主優待が良い銘柄の探し方
株主優待が良い銘柄を選ぶ場合は、自分が欲しい優待を提供してくれるところを選ぶことがまず大切です。
企業活動を応援したい企業の公式サイトにアクセスして、株主優待情報をチェックしてみましょう。
具体的な株式優待内容について詳しく記載されています。
また、よりお得な株主優待を探したいのなら、ネット上の株主優待ランキングなどを参考にするのも良いでしょう。
こちらも参考にしてください。
ミンカブおすすめ株主優待
ただし、株主優待だけに注目して銘柄を選ぶのではなく、企業の業績についてもしっかりチェックすることが大切です。
というのも、現在株主優待を行っている企業でも、業績が悪化すると株主優待制度を廃止する可能性があるためです。
企業の業績が下降傾向にないか、または下降する原因となるような社会的状況が発生していないかなどのチェックが必要です。
おすすめの株主優待は？
株主優待は、人それぞれ魅力を感じるものが異なるため、一概におすすめのものを紹介するのは難しいです。
そこで参考までに、ランキングでも上位に入るおすすめの株主優待をいくつかご紹介します。
| 企業名 | 株主優待内容 |
| オリックス(株) | 選べるカタログギフト |
| イオン(株) | キャッシュバックやイオンギフトカードなど |
| (株)すかいらーくホールディングス | 優待券（お食事券） |
| ANAホールディングス(株) | 株主優待番号ご案内書、ANAグループ優待券など |
| (株)ビックカメラ | 株主お買物優待券 |
ここでご紹介した以外にもさまざまな優待特典が提供されていますので、宝探しのように見つけるのも楽しみのひとつです。
本に付箋などを貼りながらいろいろと選ぶのはとても楽しいですよ。
株主優待の注意点
株主優待を目的として株式を購入する際の注意点を３つまとめてみました。
①必要株式数や保有年数などの条件をチェックする
株主優待を受けるには、保有株式数が一定数必要なことや所定の年数保有していることが条件になることがあります。
特典内容に注目するあまり、受け取り条件を見逃してしまうと優待を受けられない可能性があります。
②有効期限や申し込み締め切りに注意する
株主優待には、通常、有効期限や申し込みの締め切り日が決められています。
期限を過ぎた場合は株主優待を利用できなくなってしまうので、期日はしっかり確認するようにしましょう。
③業績によって内容が変更されることがある
企業の業績によっては、当初予定されていた株主優待内容を変更するケースがあります。
公式サイトに詳細が掲載されるので、最新の情報をチェックするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
株主優待は、株式投資で得られる利益のひとつで、企業によってさまざまな特典が用意されています。
ただし、企業の業績悪化などで株主優待が廃止されたり内容が変更されたりする可能性もあるため、株主優待だけに注目するのではなく、企業の業績などもしっかりと確認することが大切です。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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